はじめまして。「ことばの相談室ぽたじぇらあと」の玉井と申します。
小学校のときは40分ほど歩いて登校していました。田んぼや川のある田舎道の通学は楽しい思い出です。
中学になると電車通学になりました。よく電車の中に忘れ物をして、どこの駅に「お忘れ物承り所」があるか詳しくなっていました。子どもなりに、荷物を1つにまとめるとか、網棚に置かないとか、工夫していたと思います。
就職してからは、職住近接、自転車通勤になったため、承り所には行かなくて済むようになりました。心身障害児の療育センターに13年間、言語聴覚士など医療専門職を養成する大学に24年間通いました。専門は言語発達障害です。講義や実習指導のほかに、附属の診療所で、お子さんの言語指導をしていました。
大人になると、行動範囲が広くなり、財布、クレジットカード、保険証…なくすと困る物を持ち歩くようになります。危機一髪だったのは、シンガポール・チャンギ空港のトイレに全財産とパスポートを入れたバッグを置き忘れたときでした。警官に「見つかるわけがない、あきらめなさい」と言われていた時に、偶然私の後にトイレに入った空港職員の方が届けてくださいました。無事に学会に参加することができました。
次の勤務先の児童発達支援事業所では、保育所等訪問支援を担当しました。約2年半、JRや阪神電車を利用して保育園や小学校を訪問しました。お子さんの様子を観察して、本来の力を発揮できる環境やかかわり方について、担任の先生や保護者と情報を共有する支援です。近距離だったことと、スニーカーにバックパックのトレンドが功を奏したのか、電車に忘れ物はしませんでした。スマートフォンを職場に置き忘れたことがありますが、位置検索できるようになっているんですね。
現在の職場が「ことばの相談室ぽたじぇらあと」です。再び自転車通勤になりました。帰宅途中、昔ながらの商店街や市場、国産小麦にこだわったパン屋さんなど、魅力的な場所を日々発見しています。忘れ物や交通安全に気をつけて、皆さまのご来室をお待ちしています。