ことばの相談室には、さまざまなご心配ごとのあるお子さんとご家族が来室されます。ことばの言い始めは少し遅かったけれど、保育園の年中さん、年長さんくらいになって、ずいぶんことばが増え、日常会話にはそれほど不自由しないくらいに伸びてきた。でも、同じ年頃のお友だちと比べると何か違う気がする、コミュニケーションがうまくいかないときがある、といった、ご相談を受けることがあります。
そんなとき、まず、お子さんの現状を知って理解することが、支援につながります。そこで、初回相談では、ことばやコミュニケーションの発達状況をアセスメント(評価)することから始めます。では、ことばの発達の何を見るのでしょうか? 評価の視点やポイントについて、考えてみたいと思います。
言語発達
1.理解と表現
2.語彙の発達
3.構文(文法)の発達
4.会話と語りの発達
話しことばの発達
1.発声・発音
2.流暢性
ことばの発達の土台になる力の発達
1.脳と神経系の発達
2.感覚:聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚など。
3.運動:声を出したり、話すときに必要な口唇や舌などの運動
4.認知:物事を理解する力
5.社会性:人とかかわる、コミュニケーションする力